大切なことは視点の変化
持続可能な世の中にするために、経済学者の村尾信尚氏は、視点の位置を変えるべきだと長年提唱しています。この視点の変化とは、生産者から消費者へ、国から地方へ、物の豊かさから心の豊かさへ、開発重視から環境重視へ。さらに今AIの出現によりそれを理解する上で、AIを受け止める社会の仕組みや制度が大切だと訴えます。AIによっておこる社会の困難が起きた場合、その準備をするということです。
村尾信尚氏の日本全国での講演会はいつも好評で、今年のテーマは「世界の中の日本」、「報道のあり方」、「ニュースの現場から世界を見る」となっています。芸術や美術の意図を読み解くために、このような教育者の助言を聞き入れることが、自分自身の評価の幅も広がるでしょう。「世の中で必要なもの、そうでないものは何ですか?」、そんな質問にも丁寧に答えてくれるそうです。講演の後はきっと心が豊かになることでしょう。